子供からOLまで人気の弱虫ペダル

幅広い年齢層を魅了した、人気漫画「弱虫ペダル」

漫画「弱虫ペダル」は主人公である小野田坂道が高校進学を機に自転車競技と出会い、先輩や同期、他校のライバルと鎬を削るレースを繰り広げる青春ストーリーです。
現在も週刊少年チャンピオンで連載され、本編とは別の引退した先輩たちの在りし日を描く番外編も不定期に掲載されています。

この作品が連載され軌道に乗ってきた時期に合わせるように世間では競技自転車ブームが花開き、そこからこの作品を知った方、あるいはこの作品から競技自転車に興味を持ったという人など、少年から大人までこの作品のファンを公言する人は少なくはありません。

主人公は小野田坂道で間違いないのですが、仲間のキャラクターやライバルにレースの展開によっては主眼が置かれ、コンマ一秒を争う勝負の世界での熱い戦いを繰り広げます。
ここで各キャラクターが掘り下げられていくので、じっくりと個性を堪能し、特定のキャラクターのファンとなる人も多いです。

彼らの戦いはインターハイの開催される箱根が舞台ですが、昨今の競技自転車ブームもあってか聖地巡礼と称し箱根を自転車で駆け抜けるファンまで現れるような盛況ぶりで、弱虫ペダルの人気は未だ留まるところを知りません。
アニメ化もされ、改めてお茶の間で彼らの死闘を楽しめるようになるとこれまで漫画のファンとして弱虫ペダルを見てきた子供はもちろんのこと、格好いいキャラクターたちの戦いはいつの間にか上の世代、20代から30代女性の層まで取り込んでしまいました。

漫画から始まりアニメからミュージカルまで

キャラクターの誕生日にはSNSにそれを祝うイラストが掲載されるなど、キャラクターごとにそれぞれ異なった愛され方をされており、人気キャラクターの担当声優さんが歌うキャラクターソングのリリースなど、もはやアニメや漫画といった媒体にとどまらず、音楽方面にもその足を伸ばせるのはこういった広いファン層の下地がある作品ならでは、です。

また、弱虫ペダルはミュージカル化もされました。
アニメでは声優さんが役を演じていましたが、ミュージカルでは舞台上で俳優さんたちが実際のキャラクターに外見も合わせて演技をしてくれるため、そこに自転車はなくハンドルのみを抱えて自転車のレースを表現した意欲作だったのですが、それを忘れて自転車があるか、と錯覚してしまうほどの臨場感が舞台には満ちていました。
このミュージカルでもターゲットとなっていたのは女性でした。
少年漫画は男の子向け、という固定観念を振り払うような目覚ましい展開と活躍からまだまだ目が離せません。